Project07Vol.1ロケット素材でロボット作り

FabLabKamakura×ドットDNP モノづくりの未来を考えるワークショップ

2014年8月20日更新

はじめに

思いをカタチにする、未来のモノづくりはどこまで広がる?

3Dプリンターやレーザーカッターをはじめとするデジタル工作機器の普及が進み、「こんなものをつくりたい!」そんな純粋な思いをカタチにすることが比較的簡単にできる時代になってきました。

個人の技術や知識の限界にとらわれず、老若男女様々な人が知識を共有し深めていくことができる「未来のモノづくり」。こんな「未来のモノづくり」のカタチの可能性を探るためにロボット作りのプログラムを開発、ワークショップを実施しました。

活動内容

Learn、Make、Share フェアリング素材でロボットをつくろう!!

宇宙で活躍しているロボットを見ていると、「ロボットをつくる」ということは、とても難しそう。でも、今の時代好奇心とちょっとした根気があれば誰もがロボット作りにチャレンジできるのです。今回は、2012年7月に実際に宇宙に向けて打ち上げたHⅡ-Bロケットのフェアリングの利活用のアイデアを求めた公募に、「つくりながら学ぶ宇宙教育」というテーマで応募して採択をうけたワークショッププログラムをコミュニケーションプラザ ドットDNPにて開催しました。

(参考)JAXA ロケットの基礎知識「フェアリングのひみつ」

まずはロボットのしくみを知るために、一人一台のロボットを作ります。初めに取り掛かるのはロボットの「脳」。「こういう動きをしなさい」という命令(プログラム)を書き込んでいきます。参加者の中には、最初「プログラミング」と聞いて戸惑っていた様子もありましたが、すぐに要領をつかんでLEDを点滅させるなどプログラミングを楽しんでいました。

次にロボットの手足にあたる「駆動部」を作ります。歯車やねじを組合せモーターを組み立てることで「動きのしくみ」を学びます。「子どもの頃プラモデルを作った時の頃を思い出す」と言う声もあがるなど、皆さん真剣な顔をして取り組んでいました。

これまでに作ったロボットの「脳」と「手足」を「体」に組み込んでいく作業です。レーザーカッターで切り出した厚紙を組み立てロボットのボディを作っていきます。この頃には、同じグループの仲間やスタッフが声をかけたり、かけられたり。お互いに助け合うコミュニケーションが自然と生まれていました。

最後にロボットの「脳」「手足」「体」をつなげる「神経」づくり。電子基板にジャンパー線をつないでいけば完成です。「プログラミング」「ギアボックスやボディの組立て」「回路作り」のプロセスを経て完成したロボットが動いた時には皆さんの顔に笑顔があふれていました。

いよいよ「フェアリングロボット」作りです。これまでに学んだ「ロボットの作り方」を基に、チームで協同してフェアリングを使ったロボットを制作します。フェアリングが配られると、普段のモノづくりでは扱えない素材を前に、感嘆の声が上がりました。宇宙に行った素材を使ったモノづくりにみなさんワクワクしている様子、こちらにもその感動が伝わってきます。

最年少は10代、最年長は70代という実に多様な年代・性別の参加者が6つのチームに分かれ、作業を分担して1つのロボットを作り上げます。得意なプログラミングのアドバイスをしたり、細かな組立て作業を率先してやる人など、参加者それぞれが自分の強みを活かして作業に取り組みます。

カッティングマシンで作ったオリジナルの旗を立てればロボットも完成です。会場内で試運転をしながら、「こうすればもっと速く走るかもしれませんよ」「まっすぐ走らせるためにタイヤの角度を調整しましょう」と、ブラッシュアップを重ねていきます。

全チームのロボットが完成したところで、ステージ上でレースを開催!コース一周のタイムを競います。スムーズに進むロボットもあれば、蛇行を繰り返しながらゆっくりゆっくり進むロボットもあり、ロボットのひとつひとつの動きに歓声があがり、会場内には一体感が生まれていました。

まとめ

誰にでも楽しめる、未来の技術や素材を使ったモノづくり

「ロボットをつくりたい」「宇宙技術に使われている素材に触れてみたい」。そんな夢のようなモノづくりを、学生からシニアまで、多様なバックグラウンドを持つ人々が一緒になって楽しむことができた今回のワークショップは、「未来のモノづくり」のひとつのカタチだったのではないでしょうか。

ワークショップを終えて、参加者のアンケートに、ロボットカスタマイズする方法をもっと教えてほしいという声が多数あったのが印象的でした。ロボット作りの基礎を学び、さらにオリジナリティを加えていきたいという想いを感じました。次回開催するワークショップでは、この「カスタマイズ」にも焦点をあて、さらにプログラムをブラッシュアップしていきます。

 

みんなとシェアしませんか?

みんなの声をきかせてください

ページの先頭へ