Project08Vol.4感じて作ってシェアする!! 広がる絵本の楽しみ方

「はらぺこあおむし展」 スペシャルワークショップ

2015年6月15日更新

はじめに

ものづくりで暮らしを彩る

身近な材料や道具を使って、服・アクセサリ・インテリア雑貨を自分好みにカスタマイズするなど、ものづくりを楽しむ人が増えています。作った作品は、自分で使うだけでなく、SNSで公開したり、ネットで売買したり、楽しみ方も広がっています。
今回は、こうしたものづくりに興味がある大人向けに、絵本作家エリック・カールさんの制作手法を体験してもらい、暮らしをちょっと彩る作品づくりを行ったワークショップの模様をレポートします。

活動内容

物語がうまれるマグネットづくり

世界中で愛読されているベストセラー絵本『はらぺこあおむし』。コミュニケーションプラザ ドットDNPで開催中の「はらぺこあおむし展」(2015年3月2日~8月29日)のスペシャルイベントとして、5月16日に、エリック・カールさんの色紙づくりの手法を体験し、制作した色紙を活用して、いたるところが絵本になる、はらぺこあおむしのお話の舞台になるマグネットを作るワークショップが開催されました。

講師は、「はらぺこあおむし展」にも参加・協力してくれているNPO法人CANVASの種生(たねおい)さん。最初に、絵具を薄紙に幾重にも重ねて色紙を作り、その色紙を切り貼り(コラージュ)して絵本を作るエリック・カールさんの制作手法について、映像を交えながら丁寧に説明してくれました。

ここから作業スタート。まずは、絵本に登場してくるはらぺこあおむしや蝶などのモチーフを、紙粘土を使って成型していきます。自宅のキッチンやリビング、玄関など、マグネットを貼る場所やそこでの活用シーンを具体的にイメージしながら、思い思いのはらぺこあおむしを作っていきます。

続いて、色紙作り。薄紙に色を塗って自分だけの色や模様を作り出します。何色も色を混ぜ合わせて綺麗なグラデーション模様を作る人もいれば、ストローや洗濯ばさみといった身近な道具を使って模様をつける人もいて、その色付け手法は人によって様々でした。

参加者はお互いの色紙に興味津々。ストローで吹いて模様をつける「吹き流し」に挑戦した方は、「娘が学校の工作で習って、私に教えてくれたんですよ!」と色紙作りの秘訣を教えてくれました。

続いて、色紙をモチーフに貼っていきます。色紙をちぎって貼る人、はさみで切って貼り付ける人、モチーフに巻きつける人…アイデアを駆使して、各々のあおむしを彩ります。最後に両面テープでマグネットを貼り付けて、オリジナルはらぺこあおむしマグネットの完成です!

たくさんの果物に囲まれた「果物が大好物のあおむし」、お団子のように丸々とした「食べ過ぎてお腹がいっぱいになったあおむし」、海のように美しい青色をした「海に憧れて思い切って海に飛び込んだあおむし」など、個性豊かな作品が完成しました。

また、マグネットの使い方を聞くと、「もらった誕生日カードを冷蔵庫に留めるために、誕生日ケーキの形のマグネットを作りました」、「子どもが手にしっかり握って遊べるように、細長いあおむしにしたんです」など、用途に合わせてデザインも工夫していたのが印象的でした。

まとめ

欲しいものは「自分で作る!」、そんな未来のあたりまえに向けて

「エリック・カールさんの色紙作りの手法を用いながらも、その人なりのやり方や、物語のイメージを膨らませた個性的な作品が数多く生まれたことに、手応えを感じています。」と講師の種生さん。「参加者にはものづくりが好きな方が多く、本当に楽しそうに作業をする笑顔がよかったです。」と笑顔で話をしてくれました。

ワークショップの終わりに、参加者の皆さんには「自宅で色紙をこんなところで使ってみたい」「もっとこんな作品がつくりたい」「こんな商品がほしい」などのアイデアを付箋に書いてもらいました。「タンスや衣装ケースの識別に使いたい」「味気のないサッシに色とりどりのテープを貼ってみたい」「耐水性があれば、お風呂やキッチンを彩りたい」など、たくさんのアイデアが集まりました。
「今回参加者からいただいたアイデアを参考に、次回以降のワークショップを企画したり、そうした色紙の商品化も検討していきたい」と今回のワークショップで手応えをつかんだというDNP吉野さんは最後に話をしてくれました。

エリック・カールさんの制作手法を学んで作った色紙を使って、住まいの中で活用されるモチーフを作る今回のワークショップを通して、また新しい、絵本の楽しみ方を発見することができました。次回も楽しみです。

 

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