Project09Vol.2【デジタルえほん×テクノロジー】絵本の世界に入り込む不思議な体験!?

デジタルえほんミュージアム 「Coni fes. カリーノ・コニの世界展ナ〜ノ!!」

2015年2月9日更新

はじめに

デジタルえほんの新しいコミュニケ―ションのかたち

コミュニケーションプラザ ドットDNP内にあるデジタルえほんミュージアムでは、「未来の読み手と作家を育む」をコンセプトに毎回クリエイターや絵本作家の方々とDNPが一緒になって企画展を開催しています。なかでもデジタル関連は、毎回最新のデジタル技術を組み合わせた展示を用意して、デジタルがもつ可能性について来館者の声や反応を聞く取り組みを行っています。

活動内容

絵本の世界に入り込む不思議な体験

「Coni fes. カリーノ・コニの世界展ナ〜ノ!!」(2014年9月1日-2015年2月28日)では、TV東京で放映中の人気アニメ『カリーノ・コニ』とタイアップをして「アニメから未来のえほんへ」をテーマに企画展を開催。アニメ制作の舞台裏を覗くことのできる原画やアイデアスケッチ、撮影で実際に使われたミニチュア模型の展示の他、モビールやフォトスタンドをつくるデイリーワークショップ、デジタル技術を駆使したインタラクションなどを展示しました。今回は本企画展のデジタル展示の内容を中心にレポートします。

カリーノ・コニのデジタル塗り絵

コニが描かれた台紙に、クレヨンや色鉛筆、マーカーを使って思い思いに塗っていきます。出来上がった塗り絵をスキャナーで取り込むと、大型サイネージに自分だけのコニが3Dで登場!画面はタッチパネルになっているので、ビザの形状をしたスティックで画面をつつくと、コニが飛び上がったり回ったりと楽しいダンスを披露してくれます。

コニフェスシアター

大きなスクリーンの前に、再現されたコニのお部屋。カメラの前に立つと、自分の姿がスクリーンに投影され、まるでコニやコニの仲間たちと一緒にダンスをしているような体験が楽しめます。最初は恥ずかしさが見え隠れする人も、次第に楽しくなり何度もダンスを楽しむ姿が見うけられました。

コニフェスAR

会場の壁面を使って再現されたカリーノ・コニの森。噴水の周りに置かれているコニやコニの仲間たちに、タブレットをかざすと、キャラクターの紹介や短編ムービーが再生されます。「カリーノ・コニ」を初めて知る人たちも、登場人物や世界観に触れ、展示をさらに楽しんでいただくことができます。

ROBOT安藤さん
TVアニメの永遠の課題は、どうやってファンを獲得し、コミュニケーションをしていくか、ということ。劇場で公開しているわけではないので普段、ファンと触れ合う機会も少なく、テレビで放送しているだけではファンが拡大している実感がなかなか湧かないのです。今回の展示では、アニメを見るだけではなく体験できる仕掛けを用意することで、ファンが一つの場所に集まり、SNSなどを通してその感動が伝わっていくという現象を目の当たりにしました。作品と視聴者の新たなコミュニケーションのカタチなのではと感じています。

DNPデジタルコム清原さん、日暮さん
ROBOT安藤さんのキャラクターに対する愛情を聞くにつれ、デジタル展示も、その体験を通して来場者がキャラクターを好きになるような仕掛けにしたいと思い、開発を進めました。また、カリーノ・コニは3DCGの作品ということで、3DCGのコニに塗り絵のデータをマッピングしたり、コニの動きに対してダンスを踊るなどの企画が生まれました。デジタルえほんミュージアムは、パートナーと一緒になって未来を作っていく場所。今後もさらに新しい体験を作っていきたいと考えています。

デジタルえほんミュージアムスタッフ
自分が映って一緒に踊れるコニフェスシアターは、ダンスのキャラクターが曲毎に変わるのでずっと踊っている子どもがいたり、子どもが踊っている姿を見て一緒に踊り始めるお母さんの姿もありました。
またデジタル塗り絵は、自分のオリジナルのコニが作れるので、完成した3Dの踊るコニを写真・動画に撮って持ち帰るファンの姿が印象的でした。

まとめ

デジタルえほんの可能性

「絵本の世界に入り込む体験」をテーマにした今回の展示。塗り絵したものが動き出したり、画面の中に自分が投影され一緒にダンスができたりする不思議な体験は、子どもだけでなく、大人も楽しめる展示になりました。今回の展示期間中には多くのカリーノ・コニファンの方々に来場いただき、熱心なファンの中には10回以上も来られた方も。デジタルで遊ぶという体験がアニメ・絵本の理解を深めることにつながったのではないでしょうか。
今回の展示では、ファンとの交流が生まれるシーンを何度も見る機会がありました。今後は、デジタルえほんミュージアムとして、会場に来れない方々ともつながれるような仕組みを作っていきたいと考えています。

 

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