Project16Vol.2未来の健康は「口」で決まる!?

東京医科歯科大学×DNP 親子で体験お口の健康セミナー

2014年12月22日更新

はじめに

生活習慣病の予防はお口から!口腔ケアの大切さを伝えたい

歯ブラシ、歯磨きペースト、歯間ブラシ、洗口液……。今日、ドラッグストアのオーラルケア用品売場をのぞいてみると、実にさまざまな商品が陳列されていることがわかります。お口の健康に対する人々の意識も、確実に高まっているのでしょう。
しかし、口腔ケアが私たちの健康そのものを左右すること、たとえば生活習慣病の予防に効果のあることなどは、あまり知られていません。
そこで、小さなお子さんのうちから正しい口腔ケアを実践してもらうため、東京医科歯科大学とDNPのコラボによる、親子向け・お口の健康セミナーの第2回目を開催。今回はお子さんの年齢別に、セミナーを午前と午後に分け、それぞれの年代別に適確なアドバイスをいただきました。子どもたちのお口の健康を通して、口腔ケアの「未来」を考えます。

活動内容

お子さんの年代別に、よりよい口腔ケアをアドバイス

2014年11月、「親子で体験!お口の健康セミナー」の第二弾が、東京医科歯科大学の白田千代子先生をお招きして、コミュニケーションプラザ ドットDNPで開催されました。9月に行われた第1回目は、約100名もの親子連れにご参加いただき盛況でしたが、その分、白田先生が個別相談を受ける時間が取りにくかったのも事実です。そこで、今回は午前が0歳〜3歳児向け、午後が4歳〜6歳児向けと、セミナーを2回に分けて開催。参加人数もそれぞれ30名程度とし、参加した方へのよりきめ細かなフォローアップを心がけました。また、ストローで紙を吸い取るお口の機能の確認方法や、医療用測定器・細菌カウンターによるお口の中の細菌数チェックなど、親子連れで楽しめるアトラクションも用意しました。

今回のセミナーは、午前も午後もそれぞれ2部構成で行われました。前半が「子どもの口腔ケア」に関する白田先生の講演、後半が個別相談とアトラクション。もちろん、講演内容は午前と午後では異なります。0歳〜3歳児を対象にした午前のセミナーでは、赤ちゃんの唇と舌の発達が体の発達と密接に関係していることや、離乳期に与える食べ物などを解説。親がミルクの味見をしてみて、それよりも濃い味の食べ物は虫歯の原因になるだけでなく、将来的に生活習慣病の芽になる可能性もあるので与えないことなど、具体的なアドバイスが数多く提示されました。
小さな赤ちゃんを抱えたお母さんたちは時折子どものお口の中をのぞきながら、真剣に耳を傾けていました。

4歳〜6歳児向けセミナーでは、食事のときにお子さんのお口や舌の動きをよく観察することの重要性、特に舌の動きは今後の外国語教育にも影響してくることなどが、多くの具体例を交えて解説されました。また、指の機能を育てることがお口の機能を高めることなど、白田先生ならではの知見も飛び出し、熱心にメモを取るお父さんお母さんも多く見受けられました。0歳〜3歳児向けセミナーのときにも紹介された、安全なおやつと危険なおやつ、安全な与え方と危険な与え方の「おやつのかけ算」には、来場者の多くが納得されていたようです。

イベント後半、白田先生個別相談ブースが設けられると、すぐに来場者の待機列ができていました。子どものお口の中は指紋のように千差万別、お父さんお母さんが抱える悩みも様々です。白田先生はお口の中をのぞいたり、お口の動きを観察したりと、一人ひとりの状態を確認して親身にアドバイスされていました。また、アトラクションコーナーでは紙風船を膨らませたり、ストローを使って吸う力を試してみたりと、お口の機能の発達具合を試してもらいました。「話す」「食べる」「息をする」など、お口の担う役割は様々です。虫歯や歯並びだけを気にかけるのではなく、お口周りの筋肉、呼吸の仕方など、お口の機能を全体的に高めていくことが必要不可欠。その大切さをアトラクションを通して体験していただけたのではないでしょうか。

「スキンシップを日頃から多くとることで、歯磨きも嫌がりにくくなることが分かり目から鱗でした」「食事中、今までは食べ残すかどうかばかり気にしていたけど、食べるときの子どもの舌やお口の動きを観察することの大切さが理解できました」「子どもと外出するとき、これまではあめやチョコなどのお菓子を携帯していたが、今後はナッツやドライフルーツに切り替えます」など、来場したお父さんお母さんさんの多くが、口腔ケアの大切さに目覚めた様子。人それぞれの悩みに対応した内容となった今回、理解度や真剣さは前回にも勝るものがあったように感じます。この一人ひとりの「気づき」が未来の子ども達の健康を支えるのですね。

「子どもの口腔ケアのポイントは、年齢や舌・歯・お口の筋肉の発育状況により、それぞれ違ってきます。今回は二つの年代に分け、それぞれ個別に講演することで、アドバイスもより具体的になり、来場者の皆さんもとても熱心に耳を傾けてくれたと実感しています。お子さんの歯の健康は、歯科検診の結果を待つのではなく、日々の虫歯予防・歯周病予防が大切。そのために食べ物をコントロールすることは、将来的に生活習慣病の予防にも役立ちます。今回、多くの人にお口の機能や口腔ケアの大切さを認識してもらったことは大きな収穫であり、今日聞いた話を周りの人々に広めていただければと思います」と白田先生も成果を感じられた様子。先生のお話通り、この場での意識の変革が、その人を中心に家庭や地域に広がっていくことを願ってやみません。

DNPの高橋さんも、また違った視点から今回のイベントでの収穫を語ってくれました。「私たちDNPは東京医科歯科大学との共同研究に取り組んでいます。大きなテーマは再生医療と予防医療。このイベントは、研究開発のためのテストマーケティングという意味合いもありましたが、来場者の皆さんの反応を見て、口腔ケアに対するニーズは確実に存在すると確信しました。歯周病菌は脳や心臓に悪影響を与え、生活習慣病の原因になるとも考えられています。DNPのビジネスが、私たち日本人の「未来」をより健やかなものにできるよう、これからも努力していきたいですね」。

まとめ

口腔ケアから、未来のヘルスケアを前進させるために

口腔ケアを歯周病予防、生活習慣病予防につなげていくには、子どものときからの取り組みが重要です。今回、幼いお子さんでも来場しやすいコミュニケーションプラザ ドットDNPでお口の健康セミナーを開講できたことは、その点で大きな意味がありました。口腔ケアの大切さを知るお父さんお母さんさんが1人でも増えれば、それは口腔疾患予防の裾野を広げ、未来のヘルスケアを一歩前進させることにつながるからです。また、来場した皆さんから、お子さんの歯や口腔内の悩みを具体的に聞けたことは、口腔疾患の研究に役立つと同時に、DNPの今後のビジネスのヒントにもなりました。今後はお口の健康セミナーの対象年齢を広げることも視野に、より多くの生活者の声を取り入れながら、「未来」に貢献できるサービスの在り方を探っていきます。

 

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