Project21Vol.2企業訪問でアジア共創の場づくり!

日中学生交流連盟リードアジア2015春季プログラム

2015年5月25日更新

はじめに

国際交流で生まれる「新しい発見」

グローバル化がますます進む現在、国家間の政治や経済はもちろん、私たち一人ひとりの“国際交流”が、国の発展のためのキーワードになります。お互いの価値観の違いを知り、認め合うことで、国の枠組みを越えた新たな価値観が生み出されるのではないでしょうか?今回は、日本と中国の学生たちの交流の場が企業訪問という形で、設けられました。これからの世界をリードしていく学生たちが交流を通じて、どのような「新しい発見」が生まれるのかを探ってみました。

活動内容

日本と中国の学生が本音でディスカッション。国境を越えた斬新なアイデアが次々に

日中学生交流連盟(Japan China Student Frontier Group)は2012年に発足し、日本と中国の相互理解と発展のため、さまざまな活動に取り組んできました。「リードアジア」プログラムでは、アジアに「精通し(Read)」、将来的にはアジアを「導く(Lead)」人材を育成することを目標とし、両国の学生が交流できるプログラムを年間を通じて企画しています。

2015年の「リードアジア」春季プログラムは3月23日~25日の3日間にわたり開催され、24名の日本と中国の学生が参加。24日にDNPで行われた企業訪問ではディスカッションが行われました。
ディスカッションのテーマは、「アジア学生パッケージデザインコンテスト最優秀作品『IKAMINATOR』を“スルメイカを健康食品として捉えた製品”として、日本・中国の新しい市場、新しいターゲットに拡販するための施策」。学生たちは4つのグループに分かれ、ターゲットや戦略などを話し合いました。

日本・中国ともに“お酒のおつまみ”というイメージが強いスルメイカ。栄養価の高さに反して、健康食品としての認識は少ないようでした。一方で、日本ではコンビニやスーパーで個別包装し売られているのに対して、中国では屋台で束にして売られているといった相違点もあがり、文化や習慣の違いを認識し、多様な意見に触れることができました。そして、ディスカッションでお互いの異なる価値観をぶつけ合いながら、グループでテーマを掘り下げていきました。

続いてディスカッションの成果を発表。スルメイカを新たな市場に拡げようと、学生たちは次々に斬新なアイデアを発表しました。ゲーム性を取り入れて“楽しみ”から拡販を狙おうとするグループや、オシャレな雑貨店やデパートで販売することで、これまでとは違う流通の形を見出そうとするグループなど、各グループが新たな試みを検討しました。

流通を日本に限定することで日本ブランドとしての”プレミア感”を演出することを戦略としたり、空港で販売するなど、中国からの旅行者をターゲットにした施策も発表され、目の付け所に驚く発表内容でした。質疑応答でも鋭い意見交換が行われ、学生たちは他のグループのアイデアを理解しようと目を光らせていました。国境を越えると、同じ商品でもまったく違った伝え方をしなければならない、その重要性に改めて気づかされたのではないでしょうか。

日中学生交流連盟リードアジア実行委員長の日高さんに、プログラムを振り返ってもらいました。「企業訪問など、魅力的なプログラムを提供することで、未来の日本と中国の架け橋づくりをしたいと考えています。今回参加していただいた学生には、お互いの国の良さを知ってもらえたという手応えを感じています」。

DNPの金子さんにもお話を伺いました。「驚いたのは学生のレベルの高さ。みなさんの積極性には感心しました。このプログラムは実利の高い交流だと思います。今回集まったメンバーには、社会に出た後も交流を継続してもらい、日本と中国でコラボできるようなビジネスモデルを作ってほしいですね」。

まとめ

お互いを知り、認め合うことで、新たな世界を切り拓く

今回は日本と中国の学生が本音で話し合うことで、お互いの価値観を知り、認め合うことができたプログラムとなりました。彼らが社会に出た後も、ビジネスなどの場での交流へと拡がり、グローバルな発展が期待できるでしょう。学生の積極的な姿勢と、独立行政法人の支援、企業の協力で実現した今回のプログラム。こうした交流活動の積み重ねこそが、グローバルな目線をもち新たな未来へと導く人材づくりの基盤となるのではないでしょうか。

 

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