Project22ペンギンの生態をきっかけに環境問題を考えてみよう!

まなびの森 〜子ペンギンを守れ!
すごろくでペンギンの子育てを体験〜

2015年2月23日更新

はじめに

誰もが環境を考え、行動する未来はどう作る?

地球温暖化、海洋汚染、森林破壊。テレビや新聞で頻繁に取り上げられ、いまの地球環境には多くの課題があるという事実は誰もが知っています。しかし、そのために行動を起こすとなると一気にハードルが上がり、何をすればいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。大切だとわかっていながら、どこか他人事のように感じてしまっている環境問題。誰もが意識し、行動する社会を築くにはどんなアプローチが必要なのでしょうか?

活動内容

ペンギンたちの絶滅問題から環境意識への扉を開く

深刻化する環境問題を解決するためには、私達人間が意識を変え能動的に取り組んでいくことがこれからの社会にとって必要不可欠です。DNPの広報キャラクター「DNPenguin」のモチーフとなっているペンギンも、環境破壊により絶滅の危機にさらされています。DNPとしては、生活者にペンギンの実状を通して環境問題を考えるきっかけを提供したいという思いから、ペンギンをテーマにしたワークショップを行うことにしました。

ペンギンの生態や子育てを学び、地球の未来を考えよう

2015年1月12日、コミュニケーションプラザ ドットDNPにて「ペンギンの子育て」をテーマにクイズやすごろくを用いた体験型ワークショップが開催されました。いざ受付が始まると、会場には100名近くの親子連れやペンギン好きの方々が集まりました。講師にお迎えしたペンギン研究の第一人者・上田一生さん、そして東京都墨田区にある「すみだ水族館」のペンギンの飼育スタッフの芦刈(あしかり)さん・小貫さんもスペシャルゲストとして登場され、ワークショップはスタートしました。

見て、聞いて、遊んで、ペンギンと自然を楽しく探求

「今日はペンギンのことを広く知っていただこうと思います」。ワークショップは上田さんのそんな言葉から始まりました。各テーブルに配られたペンギンの写真は全部で18枚。そう、これはペンギンの種類をあらわしています。「ではこの中で、南極にいるペンギンは?」投げかけられる質問に、子ども達は元気よく答えます。しかし、その後鑑賞したエンペラーペンギンの子育ての映像では、厳しい自然と過酷な生存競争の中で生きていることを知り、驚きの表情に。学校の勉強では知ることのなかった野生動物の実態に、強く関心を持ったようでした。

エンペラーペンギンの子育てに関するお話を聞いた後は、32問の○×クイズに挑戦し、学んだ内容を復習します。上田さんがクイズのヒントや答えを予めお話の中で触れられていたのに、なかなか答えられません。そんな中、スイスイと答えを書いていくお子さんもチラホラ。大人顔負けのペンギンマニアのお子さんに周りのお父さんお母さんが答えを聞いているようなシーンもありました。

その後、いよいよエンペラーペンギンすごろくがスタートです。大人も子どもも一緒になって声をあげ、どのテーブルも大盛り上がりでした。このすごろく、序盤はスムーズに進むのですが、後半に進むにつれてなかなかゴールできないことに気づきます。実はこのすごろくは上田さんがあえて難しい設計にしていたのです。それはなぜか?エンペラーペンギンを始めとする野生動物が、生き抜くために厳しい自然環境や生存競争を乗り越えなければならない大変さを知ってほしいという上田さんからのメッセージが込められていたのでした。

イベントのラストは、すみだ水族館のペンギン飼育スタッフの芦刈さんによるお話です。すみだ水族館で飼育しているマゼランペンギンの中にはカップルが何組もいることや、すみだ水族館生まれの子ペンギン「はなび」が産まれた時の様子など、貴重なお話の数々に皆さん熱心に聞き入っていました。
イベント終了後、来場者の方々にお話を聞いてみました。「今までは地球温暖化と聞いても、自分たちの日常とつなげて考えることはありませんでした。今回、子どもが大好きなペンギンにも影響があることを改めて知り、環境問題が身近に感じられましたね」と小学生のお子さんと参加したお母さんからはこんな声を頂きました。ペンギンの知識が増えただけでなく、新たな気づきもあったようですね。

これまで多くのペンギンセミナーに携わってこられた上田さんも、今回のイベントは大変有意義だったと振り返ります。「お子さんたちのペンギンへの関心の強さと、知識レベルの高さに驚きました。私は動物園や水族館は、野生動物の暮らしをのぞくことができる『窓』だと思っています。今回のような取り組みが増える事で、動物園・水族館以外でも人々がいろんな視点から自然や環境を見られる、考えるきっかけとなる『窓』が増える事に期待しています」。

DNPの担当の鈴木さんは、今後の抱負を語ってくれました。「環境問題のイベントというと堅苦しく思われがちですが、今回のように好きないきものを入り口にして、興味を持ってもらうことで一歩踏み出せるのかなと感じました。さらに今後は企業としてDNPが行っている取り組みを少しずつ伝えていければいいなと思っています。また、イベントを実施したことで、発信する側である社員ひとりひとりの意識が変わったことも大きな成果ですね。今後も楽しく環境について考えられる場を提供し、輪を広げていけたらと思います」。

まとめ

企業も個人も、地球の未来はみんなで守る!

環境問題は、見すごす事ができないと思いながらも、なかなか、自分事として実践できないものです。しかし今回イベントでは「ペンギンの生態を楽しみながら学び、それに伴いあまり自分事ではなかった環境保護が大事だと気づかされた」という声を頂きました。やはり自分に興味のある事をきっかけにする事が重要なのだと今回のイベントを通して再確認できました。

DNPは今後もこうした活動を通じて「一人ひとりが地球を守る」という意識を高める事に貢献し、みなさんと一緒に地球の未来を見つめていきたいと考えています。

 

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