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札幌市円山動物園でのBeacon付次世代型自動販売機の実証実験

2015年3月16日更新

はじめに

生活者に必要な様々な情報を素早く発信するためにはどうすればいい?

2020年に東京オリンピックの開催を控え、観光立国推進と地域経済の活性化が日本の新たな課題として掲げられています。災害時の情報伝達、外国人観光客へのおもてなし、地域の街おこしなどの課題を解決するためのひとつの施策として、次世代自動販売機からの情報配信が検討されています。街のいたる所に置かれている自動販売機。飲み物を買うだけでなく、そこから様々な情報を受け取れるようになれば、生活者の利便性も向上するのではないでしょうか?

活動内容

自動販売機から発信する情報で地域活性化に貢献しよう!

観光情報や災害情報など様々な情報を「いかに早く、多くの人に的確に伝えるか」というのは地域における情報流通の課題です。「北の大地とともに」というスローガンを掲げ地域共生に力を入れている北海道コカ・コーラボトリング株式会社では、これまでにも電光掲示板付き自動販売機や災害警報機能付き自動販売機を設置し、地域に貢献してきました。この自動販売機からの情報発信機能をさらに向上させるために、DNPではBeacon※付自動販売機を提案。スタンプラリーというゲーム性を加えた企画のもと、円山動物園内にて実証実験を行うことになりました。
※【Beaconとは】
Bluetooth Low Energy(BLE)を用いて、スマートフォンの位置情報を特定し、ロケーションに合わせて必要な情報を配信する仕組みです。

スマホを持って園内を巡る動物スタンプラリーを開催

2015年2月5日~11日のさっぽろ雪まつり期間中、円山動物園では「マルヤマンからの挑戦状!どうぶつスタンプラリーin札幌円山動物園」が開催されました。参加方法はとっても簡単で、スマートフォンに無料アプリをダウンロードしてスタンプポイントを巡るだけ。電子スタンプを3つ全部集めると、さっぽろ雪まつりオリジナルデザイン缶のコカ・コーラ2缶セットプレゼント!訪れた親子連れやカップルらがスマホを片手に楽しむ姿が園内に多く見うけられました。

ゲームやアプリクーポンで、動物園をもっと楽しく

今回の実証実験のパートナーである北海道コカ・コーラの齊藤さんにお話を伺いました。
「円山動物園は地元客だけでなく、多くの観光客も訪れる場所です。スタンプラリーで園内の自動販売機を巡り、園内の中央付近に位置するカフェをゴールにしたルートを作ったことで、これまで以上に回遊を促す事ができたと感じています。Beaconを活用したコンテンツの開発は自社だけでは完結しないので、DNPとタッグを組むことで実現出来てとても嬉しいです。ダウンロードしたアプリを活かせば、地域情報の配信もやりやすくなるのではないでしょうか。札幌市内にBeaconの付いた自動販売機が増えれば、市内各地域の情報が得られるようになり、新しいことを知るきっかけにもなると考えています」。

スタンプラリーで冬の動物園に新たな活気を

円山動物園は札幌市内とはいえ山の麓に位置しているので積雪量も多く、冬になるとどうしても客足が遠のいてしまいます。しかし、冬ならではの楽しみ方もあります。毎年作られる氷の滑り台は風物詩になっていて、連日頬を真っ赤にして楽しむ子供達で賑わっています。近年は外国人の来場者も増え、特に雪が降らない東南アジアからの旅行者は、雪の中でも動き回る動物達を見て驚いているのだそうです。実際にスタンプラリーに参加された来園者にアンケートを取ってみると「今まで知らなかった動物を見ることができた」「スタンプラリーのルートを回る事で新しい発見があった」という声が多く寄せられています。また、「動物園ではなく、ほかの観光地でも、スタンプを集めるという目的があると楽しくなる」という声などもありました。

Beacon付次世代型自動販売機が担う未来とは?

Beacon付次世代型自動販売機の開発担当のDNPの小岸さんにもお話を伺いました。
「スマホが普及し、どこにいてもすぐにネット検索ができる時代ですが自動販売機に近づくとその場所だけでしか得られない情報が受け取れるという機能はとてもユニークです。動物園のメインの顧客層は家族連れ、そして親世代のほとんどの人がスマホを持っているという点からも、次世代型自動販売機を利用したスタンプラリーはぴったりの企画でした。
アンケートでは、「もっと地域情報が欲しい」「クーポンがあったら嬉しい」という意見が多く寄せられていました。今回の実証実験の反応を踏まえ、情報発信の内容をどこまで広げられるか、今後の展開が楽しみです。北海道は土地が広く、次の街まで道路が延々と続くという場所も少なくありませんが、自動販売機はどの街にも、奥深く雪深いところにも設置されています。そんな自動販売機が今後は様々な情報を発信するようになるんです。次世代型自動販売機の可能性はどんどん広がると感じています」。

まとめ

自動販売機で情報発信! 暮らしに役立つ存在に

円山動物園の実証実験の結果、Beacon付次世代型自動販売機の情報発信端末としての可能性が見出せたようです。普及すれば平時は暮らしに役立つ地域情報を発信し、非常時には災害情報を発信するなど、この自動販売機のインフラとしての価値がより一層大きくなるでしょう。また、スタンプラリー機能やコンテンツ配信機能を加えることで、ビジネスの可能性を見出すことも出来ました。DNPでは今回の実証実験で得られた結果をもとに北海道コカ・コーラと共に地域に役立つ次世代型自動販売機の実現に向けて一歩ずつ進んでいきたいと考えています。

 

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