Project33Vol.2旅がさらに楽しくなる!地域がもっと好きになる!

スマートフォンを活用した「旅の“よりみち”アプリ YORIP(ヨリップ)」

2016年5月17日更新

はじめに

増大する訪日観光客をどう受け入れるのか、インバウンド対応と観光まちづくり

近頃、訪日観光客の神社巡りや「爆買い」が連日ニュースに取り上げられるなど、増大する訪日観光客が日本経済に与える影響が話題となっています。2015年の訪日観光客は1,900万人を突破するという予測もあり、地域として訪日観光客を迎え入れる「インバウンド対応」をどう行っていくかが大きな課題とされています。そんななか、地域が主導となり観光まちづくりを行う新たな取組みに注目が集まっています。

活動内容

「YORIP」アプリとともに広がる取組み

VOL1では、観光振興・地域活性化に積極的な八戸広域が、スマートフォン用アプリ「DNP 旅の“よりみち”アプリ YORIP」を活用し、観光誘客・情報配信に取り組んでいる様子をお伝えしました。今回は、地域自らが観光客を集めて、新しい観光まちづくりを推進する日本型DMOの取組みとして注目を集める、八戸広域のインバウンド対応の取組みについてレポートします。
YORIPで出会う、本当の八戸地域。

広域で考えることの意味、その先にあるものとは

五戸町公民館にて開催された「八戸広域観光戦略ゼミ」。本ゼミには、八戸市・三戸町・五戸町・田子町・南部町・階上町・新郷村・おいらせ町など八戸広域の担当者が集まり、八戸広域の観光について課題の共有や対策の検討を行います。2015年度の講師は、デジタルメディア研究所の亀田武嗣さん、DNPメディアクリエイトの伊藤浩一さん、熊坂浩明さんの3名。取材したこの日は、八戸広域の各担当者が事前に八戸広域で暮らす外国人にヒアリングしたアンケートを持ち寄り、八戸広域の魅力や日々感じている不満などを共有して話し合いを行いました。

ヒアリングしたアンケートから見えてきた、外国人が感じる八戸広域の魅力は、「四季の移り変わり」「自然の美しさ」「人の優しさ」。すかさず、講師の亀田さんは「評価はうれしいが、それは八戸広域に限ったことではなく、すべての日本の地域が誇る魅力ではないか?八戸広域らしさとは何だろうか?」と問いかけます。
みんなでアンケートの細部をたどり、意見交換する中で見えてきたキーワードの一つは、「食と祭り」。日本有数の漁港で水揚げされる新鮮な魚を食べる体験や、地域で開催される祭りに参加するという体験が、外国人にとって、ユニークな体験であることが見えてきました。

また、「拠点」というキーワードも出てきました。外国人は交通の便が良い八戸を十和田湖や奥入瀬渓流、八甲田などの県内散策の「拠点」として活用しているという気づきから、「県内観光だけでなく、車や電車で東北を巡るための拠点として観光コースを検討するべきではないか」と活発な意見が交わされます。
最後に、外国人が知りたい情報を適切なタイミングで提供していけるように見直していくことや、八戸広域での生活に溶け込んでアクティブに活動する外国人に協力を仰ぎ、観光情報の内容を検討していくことが、今後の課題として整理されました。

実際に暮らす外国人にとっての八戸。一緒に考えるこれからの可能性!

今回の取材で、八戸に住む2人の外国人にインタビューを行いました。協力してもらった一人目は国際交流員として八戸市庁内で勤務するマシュー・ボラさん。八戸歴は3カ月ですが、沖縄・函館・広島に滞在した経験もあり、日本を愛するアメリカ人です。蕪島(かぶしま)や種差海岸などの美しい自然が好きで、最近では南郷の秋のイベントに参加したり、三沢市・東北町・十和田市などを車で巡るなどアクティブに八戸広域での暮らしを楽しまれているようです。

続いて八戸での食について伺うと、「この前、初めて食べたホヤは予想外の食感に驚きましたが、また食べたいもののひとつです。友人には、サンマ、サバ、アワビなどのシーフードを薦めます」と、食生活のギャップに苦労することなく楽しんでいるようです。
「YORIP」を活用した外国人向けの情報発信について話を聞くと、「八戸広域の食、歴史、自然は外国人も興味をもつと思う。お店の方が優しいので、地元の方々の人柄も伝わるとよいと思う」。また、「YORIPは便利なので、駅のインフォメーションで紹介するといい」と提案もありました。

二人目にお話を伺ったのは、八戸出身の奥さん・ミカさんと一緒に、夫婦で英会話教室を経営し講師をしているイギリス人のマーク・クーパーさん。大のアウトドア好きで、休日のたびに八甲田、十和田湖、雫石、岩手山などを巡り、登山やマウンテンバイクを楽しんでいるそうで、「紅葉や桜は、四季を感じる。日本の素晴らしいところです。八甲田の写真をSNSにアップすると外国人の友人からたくさん反響があります。とても日本らしいと思います」。一方で、「日本ならではの建物や畳、歴史を感じる場所に連れていきたいけれど、八戸にはそのような場所がない」とも話します。八戸に住み続け、八戸に友人を呼びたいと思っているからこその言葉。

続いて、八戸での食について伺うと、「ラーメンや八戸せんべい汁が好きです。先日参加したブイヤベースの企画はよかったです。地域ならではの素材を活かしたグルメ企画は感動します。海外から観光目的で来た外国人にとって、八戸広域は魅力が多くはないですが、観光の拠点として、横丁や朝市などを観光のアピールとするのはよいと思う」と率直な意見を伝えてくれました。
またYORIPを活用した外国人向けの情報発信について話を聞くと、「ずっと日本にいる場合と、来日してすぐの場合と、観光のポイントが少し違うかもしれません。アプリでは、情報を分けて発信するといいかもしれませんね」というアイデアに、同席していた八戸観光コンベンション協会の木村さんとDNPの熊坂さんは何度も大きくうなずきました。

まとめ

観光地としての八戸広域の役割

観光客誘致に力を入れていくと、既存の市町村区域にとらわれすぎるあまり、“日本といえば八戸広域“というような、誰もが憧れる1番を目指したくなるものです。しかし今回の取材を通して、「八戸広域を拠点に東北・北海道と広く巡ることができる。さらには、八戸広域に行けば日本のことがわかる」など、日本の旅の可能性を感じさせる地域になることも、これからの訪日観光には大事なポイントなのかもしれないと考えさせられました。

また、今回「インバウンド対応」を考える中で、八戸広域ならではの独特の魅力について、あらためて考え、共有することができました。DNPの熊坂さんは、「訪日観光と国内観光でかかえる共通の課題があり、街の魅力を伝える手段として、「DNP 旅の"よりみち”アプリ YORIP」が果たす役割が大きい」と実感したとのこと。これからの展開に期待が膨らみます。

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ニュースリリース|大日本印刷とDNPメディアクリエイト 「DNP旅の“よりみち”アプリ YORIP」で八戸広域8市町村の観光情報などを配信
http://www.dnp.co.jp/news/10111401_2482.html

ニュースリリース|「DNP旅の“よりみち”アプリ YORIP」でタウン情報紙「大江戸リビング」と連動した東京の街歩きコンテンツを配信
http://www.dnp.co.jp/news/10122444_2482.html

DNP 大日本印刷は、皆さまが暮らす地域の未来をよりよいものにするために、 地域の魅力づくりのお手伝いをしています。ぜひご相談ください。

 

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